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GETPWENT_R(3) - Linux manual

パスワードファイルのエントリーを リエントラントで取り出す.

2015-01-22
GETPWENT_R(3) Linux Programmer's Manual GETPWENT_R(3)

getpwent_r, fgetpwent_r - パスワードファイルのエントリーを リエントラントで取り出す

#include <pwd.h> int getpwent_r(struct passwd *pwbuf, char *buf, size_t buflen, struct passwd **pwbufp); int fgetpwent_r(FILE *stream, struct passwd *pwbuf, char *buf, size_t buflen, struct passwd **pwbufp); glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7) 参照): getpwent_r(), _BSD_SOURCE || _SVID_SOURCE fgetpwent_r(): _SVID_SOURCE

関数 getpwent_r() と fgetpwent_r() は getpwent(3)fgetpwent(3) のリエントラント (reentrant) 版である。 前者は、 setpwent(3) によって初期化されたストリームから、次のパスワードエントリーを読み込む。 後者は、 stream から次のパスワードエントリーを読み込む。 passwd 構造体は、<pwd.h> で以下のように定義されている: struct passwd { char *pw_name; /* ユーザー名 */ char *pw_passwd; /* ユーザーのパスワード */ uid_t pw_uid; /* ユーザー ID */ gid_t pw_gid; /* グループ ID */ char *pw_gecos; /* ユーザー情報 */ char *pw_dir; /* ホームディレクトリ */ char *pw_shell; /* シェルプログラム */ }; この構造体のフィールドの詳細は passwd(5) を参照のこと。 リエントラントでない関数は静的な格納領域へのポインターを返す。 この静的な格納領域には、更にユーザー名・パスワード・gecos フィールド・ ホームディレクトリ・シェルへのポインターが含まれる。 ここで説明されているリエントラント版の関数は、 呼び出し側から提供されるバッファーにユーザー名など全てを返す。 最初の引き数として struct passwd を保持できるバッファー pwbuf がある。 次にその他の文字列を保持できるサイズ buflen のバッファー buf がある。 これらの関数の結果 (ストリームから読み込まれた struct passwd) は、 提供されたバッファー *pwbuf に格納され、この struct passwd へのポインターは *pwbufp に返される。

成功した場合、これらの関数は 0 を返し、 *pwbufp は struct passwd へのポインターとなる。 エラーの場合、これらの関数はエラー値を返し、 *pwbufp は NULL になる。

ENOENT 次のエントリーがない。 ERANGE 十分なバッファー空間が与えられていない。 もっと大きなバッファーで再度実行すること。

これらの関数は GNU 拡張であり、POSIX 版の関数 getpwnam_r(3) の形式に似せてある。 他のシステムでは以下のプロトタイプが使われている。 struct passwd * getpwent_r(struct passwd *pwd, char *buf, int buflen); より良いものでは、以下のようになっている。 int getpwent_r(struct passwd *pwd, char *buf, int buflen, FILE **pw_fp);

関数 getpwent_r() は本当のリエントラントではない。 なぜなら、ストリームの読み込み位置を 他の全てのスレッドと共有しているためである。

#define _GNU_SOURCE #include <pwd.h> #include <stdio.h> #define BUFLEN 4096 int main(void) { struct passwd pw, *pwp; char buf[BUFLEN]; int i; setpwent(); while (1) { i = getpwent_r(&pw, buf, BUFLEN, &pwp); if (i) break; printf("%s (%d)\tHOME %s\tSHELL %s\n", pwp->pw_name, pwp->pw_uid, pwp->pw_dir, pwp->pw_shell); } endpwent(); exit(EXIT_SUCCESS); }

fgetpwent(3), getpw(3), getpwent(3), getpwnam(3), getpwuid(3), putpwent(3), passwd(5)

この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.79 の一部 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
GNU 2015-01-22 GETPWENT_R(3)
getpwent_r(3).txt (日本語 / Japanese)
Index English version of getpwent_r(3)
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