SIMPLE SOLUTIONS

QUERY_MODULE(2) - Linux manual

モジュールに関連する各種の情報をカーネルに問い合わせる.

2014-05-10
QUERY_MODULE(2) Linux Programmer's Manual QUERY_MODULE(2)

query_module - モジュールに関連する各種の情報をカーネルに問い合わせる

#include <linux/module.h> int query_module(const char *name, int which, void *buf, size_t bufsize, size_t *ret); 注意: この関数の宣言は glibc のヘッダーでは提供されていない。「注意」を参照。

注意: このシステムコールが存在するのは、カーネル 2.6 より前の Linux だけである。 query_module() は、ローダーブルモジュールに関する情報をカーネルに問い合わせる。 情報は buf が指し示すバッファーに格納されて返される。 呼び出し元は buf のサイズを bufsize に指定しなければならない。 得られる情報の正確な意味とフォーマットは、 which でどの操作を指定するかによって異なる。 現在ロードされているモジュールを特定するために name を必要とする操作があれば、 カーネル固有であることを示す NULL を指定できる操作もある。 which には以下の値を指定できる: 0 カーネルが query_module() をサポートしている場合、成功を返す。 このシステムコールが利用可能かを調べるために使われる。 QM_MODULES ロードされている全てのモジュールの名前を返す。 バッファーには、ヌル終端された文字列が順に入る。 返されるバッファー ret にはモジュールの数が設定される。 QM_DEPS 指定されたモジュールが使用している全モジュールの名前を返す。 バッファーには、ヌル終端された文字列が順に入る。 返されるバッファー ret にはモジュールの数が設定される。 QM_REFS 指定されたモジュールを使用している全モジュールの名前を返す。 これは QM_DEPS と逆の機能である。 バッファーには、ヌル終端された文字列が順に入る。 返されるバッファー ret にはモジュールの数が設定される。 QM_SYMBOLS カーネルまたは指定されたモジュールがエクスポートしているシンボルと 値を返す。 バッファーのデータは、 以下の構造体の配列にヌル終端された文字列が続く形となる。 struct module_symbol { unsigned long value; unsigned long name; }; name の値は、 buf の先頭からの文字列までのオフセット文字数である。 ret にはシンボルの数が設定される。 QM_INFO 指定されたモジュールに関する様々な情報を返す。 出力バッファーのフォーマットは以下の形式となる: struct module_info { unsigned long address; unsigned long size; unsigned long flags; }; address はそのモジュールが配置されているカーネル空間上のアドレス、 size はそのモジュールのバイト単位のサイズ、 flags は MOD_RUNNING, MOD_AUTOCLEAN 等のマスクであり、そのモジュールの現在の状態を示す (Linux カーネルのソースファイル include/linux/module.h を参照)。 ret には module_info 構造体のサイズが設定される。

成功の場合 0 が返される。エラーの場合 -1 が返され、 errno に適切な値が設定される。

EFAULT name, buf, ret の少なくとも一つが、プログラムがアクセスできる アドレス空間の外部であった。 EINVAL which が不正である。あるいは name が NULL だが (NULL は "カーネル" を示す)、 which で指定された値との組み合わせは許可されていない。 ENOENT name という名前のモジュールが存在しない。 ENOSPC 与えられたバッファーの大きさが小さすぎる。 ret には最小限必要なバッファーのサイズが設定される。 ENOSYS query_module() はこのバージョンのカーネルではサポートされていない (例えば、カーネルのバージョンが 2.6 以降)。

このシステムコールが存在するのはカーネル 2.4 までの Linux だけである。 Linux 2.6 では削除された。

query_module() は Linux 固有である。

以前 query_module() で得られた情報のいくつかは、 /proc/modules, /proc/kallsyms および /sys/module ディレクトリ内のファイルから取得できる。 query_module() システムコールは glibc ではサポートされていない。 glibc ヘッダーでは宣言は提供されていないが、 歴史の紆余曲折を経て glibc はこのシステムコールに対する ABI を公開していない。 したがって、このシステムコールを利用するには、自分のコードの中で手動でインターフェースを宣言すればよい。 syscall(2) を使ってシステムコールを起動できる。

create_module(2), delete_module(2), get_kernel_syms(2), init_module(2), lsmod(8), mod‐ info(8)

この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.79 の一部 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
Linux 2014-05-10 QUERY_MODULE(2)
query_module(2).txt (日本語 / Japanese)
Index English version of query_module(2)
Go top