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ARCH_PRCTL(2) - Linux manual

アーキテクチャー固有のスレッド状態を設定する.

2007-12-26
ARCH_PRCTL(2) Linux Programmer's Manual ARCH_PRCTL(2)

arch_prctl - アーキテクチャー固有のスレッド状態を設定する

#include <asm/prctl.h> #include <sys/prctl.h> int arch_prctl(int code, unsigned long *addr);

arch_prctl() 関数はアーキテクチャー固有のプロセス状態またはスレッド状態を設定する。 code は副機能を選択し、引き数 addr を副機能に渡す。 addr は、"set" 操作では unsigned long として、"get" 操作では unsigned long * として解釈される。 x86-64 の副機能は以下の通り: ARCH_SET_FS FS レジスターの 64 ビットベースを addr に設定する。 ARCH_GET_FS 現在のスレッドの FS レジスターの 64 ビットベース値を、 addr が指す unsigned long の領域に格納する。 ARCH_SET_GS GS レジスターの 64 ビットベースを addr に設定する。 ARCH_GET_GS 現在のスレッドの GS レジスターの 64 ビットベース値を、 addr が指す unsigned long の領域に格納する。

成功すると、 arch_prctl() は 0 を返す。エラーの場合、-1 を返し、 errno をエラーを示す値に設定する。

EFAULT addr がアンマップされたアドレスを指しているか、プロセスのアドレス空間の外にある。 EINVAL code が有効なサブコマンドでない。 EPERM addr がプロセスのアドレス空間の外にある。

arch_prctl() は Linux/x86-64 拡張であり、移植性を意図したプログラムでは使うべきでない。

arch_prctl() は現在のところ Linux/x86-64 上の 64 ビットプログラムでのみサポートされている。 新しい 32 ビットセグメントセレクタがロードされた場合、 64 ビットベースは変更される。 ARCH_SET_GS が無効にされているカーネルもある。 64 ビットセグメントベースのコンテキストスイッチは、やや高価である。 LDT を modify_ldt(2) で設定してセグメントセレクタを使うか、 (カーネル 2.5 以降の) set_thread_area(2) システムコールを使うことにより、 32 ビットベースを設定するという高速な代替手段もある。 4GB より大きなベースを設定したい場合にのみ、 arch_prctl() が必要である。 アドレス空間の最初の 2GB にあるメモリーは、 mmap(2) に MAP_32BIT フラグを指定して割り当てることができる。 バージョン 2.7 時点では、glibc には arch_prctl() のプロトタイプがない。 今のところユーザーは自分自身で宣言する必要がある。 これは将来の glibc のバージョンで修正されるかもしれない。 FS はスレッドライブラリで既に使われているかもしれない。

mmap(2), modify_ldt(2), prctl(2), set_thread_area(2) AMD X86-64 Programmer's manual

この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.79 の一部 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
Linux 2007-12-26 ARCH_PRCTL(2)
arch_prctl(2).txt (日本語 / Japanese)
Index English version of arch_prctl(2)
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