ATALK(4) Kernel Interfaces Manual ATALK(4)
名
atalk - AppleTalk プロトコルファミリー
書
#include <sys/types.h>
#include <netatalk/at.h>
説
AppleTalk プロトコルファミリーは、 データグラム配送プロトコル (Datagram Delivery Protocol,
DDP) の 上位層のプロトコルの集合で、AppleTalk アドレスフォーマットを使う。 AppleTalk
ファミリーは SOCK_STREAM (ADSP), SOCK_DGRAM (DDP), SOCK_RDM (ATP), SOCK_SEQPACKET (ASP)
を提供する。 現在のところカーネルには DDP のみが実装されている。 ATP と ASP
はユーザーレベルのライブラリで実装されている。 ADSP の実装も計画されている。
ア
AppleTalk アドレスは 3 バイトの大きさで、 ネットワークバイトオーダーで格納される。
インクルードファイル <netatalk/at.h> で AppleTalk アドレスフォーマットが定義されている。
AppleTalk プロトコルファミリーのソケットは、以下のアドレス構造体を使う。
struct sockaddr_at {
short sat_family;
u_char sat_port;
struct at_addr sat_addr;
char sat_zero[ 8 ];
};
ソケットのポートは bind(2) によって設定できる。 bind のノードは常に、「そのノード」を表す
ATADDR_ANYNODE でなければならない。 ネットは ATADDR_ANYNET または ATADDR_LATENET である。
ATADDR_ANYNET はマシンの (最初に設定される)「プライマリ」アドレスに対応する。
ATADDR_LATENET になっていると、送信パケットのアドレスは送信時に決定される。 すなわち、後
(late) で決まる。 ATADDR_LATENET は、各ネットワークインターフェースに対して
ひとつずつソケットをオープンすることと等価である。
ソケットのポートと、プライマリアドレスまたは ATADDR_LATENET の一方が getsockname(2)
によって返される。
netatalk 1.2 17 Dec 1991 ATALK(4)