CACHEFLUSH(2) Linux Programmer's Manual CACHEFLUSH(2)
名
cacheflush - 命令キャッシュやデータキャッシュの内容をフラッシュする
書
#include <asm/cachectl.h>
int cacheflush(char *addr, int nbytes, int cache);
説
cacheflush() は addr から (addr+nbytes-1) の範囲のユーザーアドレスに対応する
指定されたキャッシュをフラッシュする。 cache には以下のいずれかを指定する:
ICACHE 命令 (instruction) キャッシュをフラッシュする。
DCACHE 変更があったキャッシュラインをメモリーに書き戻し、無効にする。
BCACHE (ICACHE|DCACHE) と同じ。
返
cacheflush() は成功した場合は 0 を、失敗した場合は -1 を返す。エラーが検出された場合は
errno にエラーが指示される。
エ
EFAULT addr から (addr+nbytes-1) の範囲のアドレスの全てまたは一部が アクセス可能ではない。
EINVAL cache パラメーターが ICACHE, DCACHE, BCACHE のどれでもない。
準
この Linux 特有のシステムコールは MIPS ベースのシステムでのみ有効である。
移植を意図したプログラムで使用すべきではない。
バ
現在の実装では、引き数 addr と nbytes は無視される。そのため、
常に全てのキャッシュがフラッシュされる。
こ
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.79 の一部
である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/
に書かれている。
Linux 2007-05-26 CACHEFLUSH(2)